松田聖子 /The 9th Wave
Seiko Matsuda
「松田聖子がイイ」って、なかなか言いにくいですが、イイものはイイ。ズバリ、日本のDIVA(歌姫)は彼女をおいてほかにいないでしょう。
あの、これは純粋に「歌手」としてのことを言っておりまして、色々なスキャンダルやゴシップにはまったく関心がありませんので、念のため・・・。
全盛期の松田聖子はすごかったです。
1980年のデビュー「裸足の季節」から、85年ぐらいまではまさに無敵でした。記憶が正しければ連続20曲以上、オリコンの1位
を記録したはずです(シングルのデータは右をごらん下さい)。
歌手としての松田聖子の魅力は、まさにその「声」にありました。ハスキーかつキュート。あれだけ多くの人の心をとらえたわけですから、どこかに「声の魔法」があったとしか思えません。
現代のDIVAというと、やはり浜崎あゆみってことになるでしょうか。まさに貫禄充分。でも、純粋に「声」の魅力ってことで言うと、浜崎のキンキン声もいいですが、やっぱりオジサンとしては松田聖子の方が上ではないかと思ってしまうんです。
もうひとつ、歌謡曲からニュー・ミュージックへの接近っていうのもありました。
当時、まだ歌謡曲界とニュー・ミュージック界にはなんとなく垣根がありましたが、松田聖子を擁するCBS/SONYの製作サイドは積極的にそれを越え、取り入れていこうとしました。そこで選ばれた作曲家陣は、松任谷由美、財津和夫、大瀧詠一、細野晴臣、尾崎亜美など。作詞は松本隆。演奏も、スタジオ・ミュージッシャンの一流どころ。この結果、歌謡曲なんだけど少しハイ・レベルな感じで、大いに差別化に成功していたように思います。J-Popってのも、はじまりは松田聖子なんじゃないかなあ・・・。
さて、「The 9th Wave」。
1995年発表。独身最後(最初の結婚・・・)となったオリジナルアルバム。ここでの聖子はまさに女王の風格に満ち、「声の魔法」のピークにあったと言えます。
楽曲的には、「ボーイの季節」と「天使のウィンク」のシングル2曲が中心です。尾崎亜美は作詞・作曲からコーラスまで大活躍。壮大かつ感動的なスキのない仕上がりで、尾崎亜美の作家キャリアにおいても代表作と呼べるものでしょう。そのほか、原田真二、吉田美奈子、矢野顕子、杉真理、大貫妙子らの「ニュー・ミュージック陣」による質の高いモダンな楽曲が並びます。面白いのは、詞は松本隆でなく全て女性作詞家ということ。トータルにフェミニンなイメージで、「フェロモン全開」の松田聖子がトロピカルに輝きまくっています。
最近になっても、聖子はしたたかに頑張っているようですね。色々ありましたが、彼女の成し遂げた仕事の価値だけは、すなおに認めてあげたいと思っているんです。
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そして、松田聖子の全体像は、やはりベスト・アルバムでってことになるでしょうか。
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Bible II
「秘密の花園」、「小麦色のマーメイド」、「天国のキッス」の3大ベスト・ソング(と勝手に思っている)が入ってる、これが1番の「ベスト」かも。「聖子全盛期」の楽曲の素晴らしさを、あらためて再認識して下さい。 |
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<アルバム・データ>
発表年:1985年
レーベル:CBS/SONY
曲目:
1. Vacancy
2. 夏のジュエリー
3. ボーイの季節
4. 両手のなかの海
5. す・ず・し・い・あ・な・た
6. 星空のストーリー
7. さざなみウェディングロード
8. 天使のウィンク
9. ティーン・エイジ
10. 夏の幻影(シーン)
オリコン・アルバムチャート1位
シングル・ディスコグラフィー
1980
裸足の季節
青い珊瑚礁
風は秋色
1981
チェリーブラッサム
夏の扉
白いパラソル
風立ちぬ
1982
赤いスイートピー
渚のバルコニー
小麦色のマーメイド
野バラのエチュード
1983
秘密の花園
天国のキッス
ガラスの林檎/SWEET MEMORIES
瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ
1984
Rockn' Rouge
時間の国のアリス
ピンクのモーツァルト
ハートのイアリング
1985
天使のウィンク
ボーイの季節
DANCING SHOES
1987
Strawberry Time
Pearl - White Eve
1988
Marrakech〜マラケッシュ
旅立ちはフリージア
1989
Precious Heart
1990
THE RIGHT CAMBINATION)
WHO'S THAT BOY
We Are Love
1992
きっと、また逢える…
あなたのすべてになりたい
1993
大切なあなた
A Touch of Destiny
1994
もう一度、初めから
輝いた季節へ旅立とう
1995
素敵にOnce Again
1996
あなたに逢いたくて
〜Missing You〜
I'll Be There For You
さよならの瞬間
1997
私だけの天使
Gone with the rain
1998
恋する想い
Touch the LOVE
1999
哀しみのボート
2000
20th Party
上海ラヴソング
Unseasonable Shore
The sound of Fire
2001
あなたしか見えない
愛 ・愛〜100%Pure Love〜
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