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| Copyright 2003 Patrick
Moraz All Rights Reserved.Used by permission |
パトリック・モラツ
Patrick Moraz
プログレ界のキーボード・プレイヤー多数あれど、パトリック・モラツほどのテクニシャンはおりません。
1974年、イエスからリック・ウエイクマンが脱退。後ガマは誰かと話題になりました。ヴァンゲリスなんて噂もあったんですが、白羽の矢が当たったのはスイス人のパトリック・モラツ。当時、誰も知りませんでした。
そして発表されたのが「リレイヤー」です。
コレにはぶっ飛びました。
例によって、アナログA面を占めるのが、21分に及ぶ大作「錯乱の扉」。イエスの楽曲の中では最もハード、かつ難解な印象を与える作品ですが、新人モラツはいきなり大活躍してしまいます。
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オルガンやメロトロン、シンセサイザーを駆使して、楽曲に彩を加えるのはあたりまえ。
モラツの実力が炸裂するのは、開始8分ぐらいたったころ。シンセサイザー・ソロにおいてです。
変拍子が怒涛のように進む中で、モラツのシンセ(多分ミニ・ムーグ?)は、ものともせずリズミカルに乗っかります。ベンディング(音程の上下)やモジュレーション(音の揺れ)を自由自在にあやつり、スティーヴ・ハウのソロ・ギターに互角の勝負を挑みます。
当時、ベンディング奏法はチック・コリアやヤン・ハマーなど、ジャズ寄りのプレイヤーが試行錯誤している段階で、ロック界ではまれでした。モラツは、これを完全に自分のモノにしており、実にカッコ良かったんです。
楽曲はクライマックスを迎え、感動的なテーマがモラツによって奏でられます。ハウのスティール・ギターと渾然一体となり、もはやどれがギターでどれがシンセか分かりません。ものすごいカタルシス!
あたりに静けさが戻ると、ジョン・アンダーソンが「Soon」を歌い上げ、感動のフィニッシュへ。
いや〜。イエスの隠れベスト曲。見直したぜー。
次の「サウンド・チェイサー」では、パトリック・モラツによるフェンダー・ローズピアノがファンキーにジャジーに飛び出します。このR&Bフレイバーも、それまでのイエスになかったモノ。
この時点で、パトリック・モラツは完全にリック・ウエイクマンに勝ってしまいました。
ところがモラツは、この一作だけでイエスを脱退してしまいます。実力が違うので嫌気がさしたのかな?なんて思ってたら、ムーディー・ブルースに加入。言っちゃ悪いが、「なんであんなヘタクソバンドへ?」。ひょっとしてお金?
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さて、モラツはリーダー作も多数出しています:
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The Story Of I
これはどうしても聴いて!パトリック・モラツが、持てる技能を全て投じたソロ・アルバム。ブラジリアンなリズムを大胆に取り入れ、ワールド・ミュージックのはしりとしても大きな意義を持っています。 |
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Refugee
73年、モラツがイエスに引き抜かれる前やっていたのが、このトリオ、「リフュジー」。残りの2人は、キース・エマーソンに捨てられた(?)元ナイスのかたがた。ここでも、モラツは独創的に弾きまくって、非常に優れた楽曲を展開しています。廃盤が残念! |
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モラツ/ブラッフォードの再発盤情報はこちら! |
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楽曲:錯乱の扉
アルバム:
リレイヤー(1974年)
イエス
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<主要ソロ・アルバム>
1976 - Story Of I
1977 - Out In The Sun

1978 - Patrick Moraz III

1979 - Future Memories
Live On TV
1980 - Coexistence
1984 - Timecode

1984 -
Future Memories II

1985 - Future Memories
I & II

1987 - Human
Interface

1989 - Libertate

1994 - Windows Of Time

1995 - PM in Princeton
2000 - Resonance

2003 - ESP

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