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CLASSIC SOUNDTRACK SOUL/R&B ROCK/POPS JAZZ WORLD JAPANESE SINGLE
マーヴィン・ゲイ

マーヴィン・ゲイ
ホワッツ・ゴーイン・オン

Marvin Gaye/What's Going On




「最高のアルバムは、マーヴィン・ゲイホワッツ・ゴーイン・オン」と言うと、ちょっとカッコイイ感じがします。

安全パイって言いますか・・・。

確かにこのアルバムは、それまでのブラック・ミュージックを大きく変えたものとして、評価が確立しています。ヴェトナム戦争に触発された反戦テーマ、エコロジーまで展望したメッセージ性など、ある種抵抗できない崇高な感じさえします。

各国の歴史的名盤ランキングでも、米VH1 4位、 英Mojo 6位、英 Guiness 9位などなど、非常に高い評価です。全米アルバム6位(ゴールド)、シングル同2位と商業的にも大きな成功を納めました。

しかし、音楽の殿堂では、あらためてその高い音楽性に敬意を表したいと思います。


「孤高の」とも「悲劇の」とも言われるマーヴィン・ゲイの、枕ことばに必ず続くのは「天才」のふた文字です。

長年のパートナー、タミー・テレルの死にショックを受け、実質的に引退生活に入っていたマーヴィン・ゲイの「天才」に再び火をつけたのは、「新しい音楽を創り出したい」という強い創作意欲だったのかもしれません。持ち前の完璧主義が復活し、作曲、アレンジから演奏まで、プロデューサーとして徹底したコントロールがなされます。

巧みな編集により、最初から最後までとぎれなく続く楽曲。大編成のオーケストラを基調とした、華麗でゴージャスな雰囲気とともに、独特な浮遊感がおおいます。この点、アレンジャー、デイヴィッド・ヴァン・ドゥピットの貢献が大きく、表ジャケットに名前が明記されているのもうなずけるでしょう。

そして、マーヴィン・ゲイのヴォーカル・・・。何度も繰り返した多重録音で、マーヴィンのヴォーカルが幾重にもなってシルキーに、夢幻的に聞き手を包み込みます。

タイトル曲の「ホワッツ・ゴーイン・オン」は、ズバリ、「人類が今までに生んだ最もすぐれた楽曲」と言ってしまいましょう。大げさでしょうか。

ゆったり漂うグルーブに、甘いサックスがイントロを奏で、やがてマーヴィンが優しく入ってくる。深刻なテーマを歌っていますが、あくまでフィーリングはソフト&イージー。説得力あるサビを歌い上げてから、大きく転調し、ファルセット・ヴォイスが天空を舞うところにくると、何度聞いても背筋がゾクゾクしてしまいます。

アルバムの魅力の大きな部分を決定しているのはこの曲そのもので、それ以降はひたすらバージョン違いが続いているような感じもします。その点、アルバムとしての評価は、多数の魅力ある曲が並ぶスティーヴィー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」を上にしましたが、ブラック・ミュージックの金字塔として、「ホワッツ・ゴーイン・オン」の評価は揺るぎません。


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ホワッツ・ゴーイン・オン

2001年デラックスエディション

「ホワッツ・ゴーイン・オン」発表30周年を記念して、特別に企画された2枚組み。オリジナル録音に加えて、未発表ミックス、さらに、1972年ワシントンでの未発表ライブなど25曲のレア・トラックが追加された正に「スペシャル」なバージョンです。

特に聴きモノはこのライブ。はっきり言って準備不足。ヘロヘロな演奏の中をマーヴィンが「無理やり」前に進んでいくという、やや特殊な代物ですが、ある意味、非常に貴重な記録です。

お値段もはりますので、どなたにもおすすめできるモノではないのですが、「この際、徹底的にマーヴィン!」という方は、ぜひ、コレクションに加えてみて下さい。まさに、一生モノのお宝になると思います。

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マーヴィン・ゲイの代表作は、このほか、「レッツ・ゲット・イット・オン(73年)」、
アイ・ウオント・ユー(76年)」のラブ&セクシー路線ということになりますが、彼の本当の天才性は82年、再び長いスランプのあと発表された「ミッドナイト・ラヴ」で証明されました。

全米アルバム・チャート7位、300万枚突破。完全なる復活!

シングル・カットされた「セクシャル・ヒーリング」は全米3位 (ゴールド)、グラミー賞2部門受賞。まさに一人で作り上げた曲ですが、そこで使われるエレクトリック・ドラム(ローランドTR808)によるチープだけどおしゃれなサウンドは、それ以降、ブラック・ミュージックの定番となるのです。圧倒的な先見性!

しかし84年、この復活劇を確固たるものにしようとするマーヴィン・ゲイは、実の父親に射殺されるという、ショッキングな最後を遂げてしまいます。


もう少し生きていたら、とも思いますが、「やっと楽になれたね、マーヴィン・・・」、という気持ちにもなるんです。


合掌。 


   
レッツ・ゲット・イット・オン アイ・ウオント・ユー ミッドナイト・ラヴ

 そのほか、マービン・ゲイのCDはこちらから



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<アルバム・データ>
発表年:1971年
レーベル:Motown


曲目:
1.ホワッツ・ゴーイン・オン
2.ホワッツ・ハプニング・
ブラザー
3.フライン・ハイ
4.セイヴ・ザ・チルドレン

5.ゴッド・イズ・ラヴ
6.マーシー・マーシー・ミー
7.ライト・オン

8.ホーリー・ホーリー
9.イナー・シティ・ブルース



<主要アルバム>
The Soulful Moods Of Marvin Gaye (1961)

That Stubborn Kinda Fellow (1963)

When I'm Alone I Cry (1964)

Together (Gaye & Mary Wells: 1964) 42位

Hello Broadway (1964)

A Tribute To The Late Great Nat King Cole (1965)

How Sweet It Is To Be Loved By You (1965)
128位

Moods Of Marvin Gaye (1966) 118位

Take Two (Marvin Gaye & Kim Weston: 1966)

United (Gaye & Terrell: 1967)
69位

You're All I Need (Gaye & Terrell: 1968) 60位

I Heard It Through The Grapevine (1968)

M.P.G. (1969) 33位


Easy (Gaye & Terrell: 1969)
184位

That's The Way Love Is (1970) 189位

What's Going On (1971)
6位 50万枚

Trouble Man (1972) 14位


Let's Get It On (1973) 2位


Diana Ross & Marvin Gaye(1973) 26位

Live! (1974) 8位


I Want You (1976) 4位

Live At The London Palladium (1977) 3位


Here, My Dear (1978) 26位


In Our Lifetime (1981) 32位


Midnight Love (1982)
7位 300万枚


Dream Of A Lifetime (1985)
41位



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