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CLASSIC SOUNDTRACK SOUL/R&B ROCK/POPS JAZZ WORLD JAPANESE SINGLE
アース・ウインド&ファイアー

アース・ウインド & ファイアー/
Earth, Wind & Fire/Spirit




全盛期のアースは、ほんとうに凄みがありました。

1971年、才人モーリス・ホワイトに率いられデビュー。75年、ついに放った全米ナンバー・ワンが「シャイニング・スター」。グラミー賞、ベストR&B部門受賞。アルバム「暗黒への挑戦/That's the Way of the World」はアルバム・チャート3週間首位。トリプル・プラチナム獲得。

この頃の熱狂ぶりは、同年発表されたライブ・アルバム「灼熱の饗宴」に克明に記録されています。

当時のアースの魅力を整理してみましょう:
・R&Bというより、むしろジャズ、ロックなどをベースとする、ブラック・ミュージックとしてはユニークなアプローチ。ソウル/ファンクというよりフュージョン?
・全体にみなぎる、ルーツとしてのアフリカン・パワー。民族楽器カリンバが重要なアクセントに。
・知的で高度な音楽水準。粘っこいファンクから、突然ジャジーで洗練したサビに抜ける快感。
・驚異的にタイトでシャープなリズム隊とホーン・セクション。機械でなく人力による演奏の限界?
・モーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのヴォーカル二枚看板。

⇒ひとことでいうと、「めちゃ熱いのに、やたらクール!」

76年の本作「魂 Spirit」は、アースの音楽性が最も高いレベルで凝縮した作品として、記憶されるべきでしょう。シングル「ゲッタウエイ Getaway」は全米12位、ゴールドディスク。最近、テレビCMでも使われましたが、ひたすら前に「食って」進んでいくリズムの切れは、ほかのどのブラック・ミュージックとも異なる画期的なものでした。アルバムは1位こそのがしましたが、2週間全米2位を記録。ダブル・プラチナに輝きます。

ところが、人気絶頂となったアースが、「黒人のビートルズ」などと言い始めたあたりから、どうもおかしくなってきます。

77年の「太陽神」からは「宇宙のファンタジー」が大ヒット。ディスコでビンビンでした。さらに、79年の「黙示録」では「ブギー・ワンダーランド」。ライブは、ピラミッド・パワーを売り物にしてますます大掛かりに、マジック・ショーのようになってしまいました。79年の来日ステージは、ほとんどサーカスでしたね。

ここから先は、坂を転げ落ちるように失速してしまいます。

1987年、みんなアースの名前も忘れたころ、心機一転、「タッチ・ザ・ワールド」をリリース。なかなか骨のある佳作でしたが、まったく売れませんでした。2003年には、モーリス・ホワイトが病床からカムバックということで「The Promise」を出しましたが、もう無理でしょう。

音楽性とポピュラリティーというバランスのわなに、アースもはまってしまったのか。スティーヴィー・ワンダーと同様に・・・。

いずれにしても、ブラック・ミュージックの地平を大きく広げ、人種・国籍を超えるところまでポピュラリティーを拡大したアース・ウインド & ファイアーの功績は、高く評価すべきものと思います。

さて、やっぱり次のアルバムは必聴でしょう: 

灼熱の饗宴   Gratitude
全米1位、トリプル・プラチナムに輝いたアースの傑作ライブ。シングル「シング・ア・ソング」は全米5位、ゴールド・ディスク。「太陽の女神 Sun Goddess」のイントロ、アル・マッケイの切れ味バツグンなギター・カッティングを聴いただけで、今でも鳥肌が立ってしまいます。まさに熱狂的!
黙示録 I Am
グレイドン/フォスターの「アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン」で全米2位、ゴールド・ディスク獲得。AOR的なアプローチは賛否両論も。そんなことより、1曲目、「In The Stone」をただ楽しんでください。大げさで、タイトで、盛り上がるアース・サウンドのエッセンスが凝縮しています。気合入れるにはこれしかありません!



さて、EW&Fについて、実に名身の濃いメールをいただきましたので、ご紹介します(田島さん、ご了承ありがとうございます〜殿堂長)。
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(2004年7月14日)

アル・マッケイのギター・カッティングを最高だと思っている人が他にもいたことを聞くと、黙っていられません。私もそう思っている一人です。

ギターを若干弾きますが、アル・マッケイのギター教則ビデオを買いました。これはすごいです。練習しやすいように、基本的な部分から少しづつ高度にしていって彼独特のカッティングフレーズを教えています。感動しました。左利きのギターリストといえば、ジミヘンもそうですが、個性的で驚異的なプレーをします。すごいです。

そういえばEWFのベーシスト、バーディン・ホワイトの教則ビデオもあります。アースの音ではベースのリズム的な部分が強調されていて、テクニックはあまり目立ちませんが、こちらでは彼のテクニックを見ることができます。それにしても彼ってステージではハデですが、ステージ上のぶっとび方と違って、普段の物静かないいおやじさん的な部分が見れておもしろかったです。 

『A Eternal Dance』では『灼熱の宴会』でほんのちょっとしか入っていなかった、「Sing a Message to You」はカリンバのソロとのメドレーでフルに入っています。そして何より、『灼熱の供宴』でフェイドインして収録されている「Devotion」の前の部分、「Head to the Sky」が完全に収録されて、メドレーになっているのが聞き物です。「Mighty Mighty」のライブもあります。

『灼熱の供宴』ではレコード2枚目のB面にスタジオ録音の「サンシャイン」「シング・ア・ソング」とかが入っていたせいで、ライブが削られていましたが、ここでは削られていた部分が完全に入っています。「Sing a Message to You」ではアル・マッケイのカッティングが冴えまくりです。彼が好きだったらこれ聞いたら死にますよ。 あのころ、セールスのためにシングルカットしやすいスタジオ録音を、おそらくレコード会社(CBS)の意向で入れさせられていたと思われますが、それに抵抗するため、「Sing a Message to You」もほんの1分くらいでしたが、『灼熱の供宴』に入れられていました。昔は何でこれっきり中途半端に入っているのかと思っていましたが、『A Eternal Dance』の完全版を聞いて全てがわかった思いです。アル・マッケイのカッティングソロなどは地味かもしれませんが、こうした形で残されて発表されて、本当に良かったと思います。これは間違いなく、彼の最高のパフォーマンスの一つです。

 私はギター好きですけど、実はソロでバリバリ弾くよりバッキングの方が好きなんです。だからカッティングでソロを取ってしまうようなアル・マッケイはめちゃくちゃ好きなんです。ラリー・カールトンなんかもソロで弾いているとあまりおもしろみがないんですけど、彼がバッキングに徹するときは好きになってしまうんです。クルセーダーズの「Free as a wind」というのがありましたが、あの曲では最初にカールトンのソロが出るんですけど、そこでは何も感じないんです。ところがジョー・サンプルとかのソロでバッキングに専念する彼の音を聞くと感激してしまうんです。

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<アルバム・データ>
発表年: 1976年
レーベル:Columbia


曲目:
1.Getaway
2.On Your Face
3.Imagination
4.Spiri
t
5.Saturday Nite
6.Earth, Wind and Fire
7.Departure 8.Biyo
9.Burnin' Bush




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