ドゥービー・ブラザーズ
ミニット・バイ・ミニット
The Doobie Brothers/Minute By Minute
ドゥービー・ブラザーズは、大きく路線変更したバンドです。
デビューは1971年。トム・ジョンストンのギターとヴォーカル、ツイン・ドラムでブンブン飛ばしまくる、カリフォルニアの元気印といったところでした。なんせ、『ドゥービー(マリファナのジョイントの意味)兄弟』ですから・・・。
「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」、「ロング・トレイン・ランニン」、「チャイナ・グローブ」など、軽快で野性味あふれるヒット曲を連発。75年には、パット・シモンズ作「ブラック・ウォーター」が全米1位を獲得します。
ところが、その後トム・ジョンストンが体調を崩し脱退(クスリやり過ぎ?)。一方、スティーリー・ダンを経由してマイケル・マクドナルドとジェフ・スカンク・バクスターが参加。バンドは洗練された都会派サウンドに大きく変身して行くんです。
マクドナルドは、R&Bに深く傾倒した個性的なスモーキー・ヴォイスの持ち主。スティーリー・ダンのサポート・メンバーとして注目され、76年のドゥービー加入第1作「ドゥービー・ストリート」では、曲作りの面でもスティーリー・ダン的な世界を持ち込みました。ジェフ・バクスターは、クリーンでシャープなギター・ソロが持ち味の「怪物ギタリスト」。
そして、新生ドゥービー・ブラザーズの打ち立てた金字塔が、78年の「ミニット・バイ・ミニット」です。5週連続全米1位。300万枚突破。グラミー賞(ベスト・ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス)受賞。
魅力を決定づけたのは、シングル「What A Fool Believes/ある愚か者の場合(変な日本語だなあ)」。ケニー・ロギンスとマイケル・マクドナルドの共作による愛らしいポップ・チューン。複雑なシンコペーションの洗練したアレンジに、リトル・フィートのビル・ペインがカラフルなシンセサイザーを添えました。全米1位、100万枚突破の大ヒットとなり、79年グラミー賞レコード・オブ・ザ・イヤーも受賞。その後、多くの曲でそっくりなアレンジが聴かれるようになったんです。
そのほか、「ミニット・バイ・ミニット」「ディペンディン・オン・ユー」のトップ40ヒットも生まれ、まさにビッグ・アルバムの誕生。むさ苦しい長髪のパット・シモンズが、おしゃれなスーツ姿になったりして、まさに華麗なる変身だ!
アルバム「ミニット・バイ・ミニット」は、Amazonでご覧いただけます。
「What A Fool Believes/ある愚か者の場合」は歴代シングル・ランク入り!
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思慕
マイケル・マクドナルド
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ドゥービーはその後80年、「ワン・ステップ・クローサー」を出していったん解散。マイケル・マクドナルドは、ソロとして着実なキャリアを歩んで行きます(ソロ・アルバム「思慕(82年)」など)。
ところが、ここからが面白い。
バンドは89年、アルバム「サイクルズ」で再結成したんですが、マクドナルドでなくトム・ジョンストンが返り咲き、初期のイケイケ・サウンドに戻ってしまったんです。きっとみんな無理して都会派やってて、つらかったんだろうな。売れ行きはめっきり落ちちゃったんですが、好きなサウンドにもどれて、なんだかイキイキしています。
さて、そのほかおすすめのアルバムは?
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スタンピード Stampede
荒々しいドゥービーの最後を飾る1975年の力作。トリプル・ギター、ツイン・ドラムで疾走しまくるサウンドはほんとうに快感です。「ハングマン」などでは洗練された高度な展開も。 |
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ドゥービー・ストリート Takin' It to the Street
1976年発表。マクドナルド加入第一弾。それまでのドゥービー・サウンドを受け継いだ曲と、スティーリー・ダンに通ずるマクドナルド作品が共存し、非常に充実しています。その後の華麗なる展開を予感! |
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<アルバム・データ>
発表年:1978年
レーベル: Warner Bros.
曲目:
1. ヒア・トゥ・ラヴ・ユー
2. ある愚か者の場合
3. ミニット・バイ・ミニット
4. ディペンディン・オン・ユー
5. 轍を見つめて
6. オープン・ユア・アイズ
7. スウィート・フィーリン
8. スティーマー・レイン・ブレークダウン
9. ユー・ネヴァー・チェンジ
10. ハウ・ドゥ・ザ・フールズ・サヴァイヴ?
プロデュース:
テッド・テンプルマン
エンジニア:ドン・ランディー
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<主要アルバム>
1971年
ドゥービー・ブラザーズ
Doobie Brothers

1972年 トゥールーズ・ストリート Toulouse Street
21位 ゴールド

1973年 キャプテン&ミー
The Captain and Me
7位 200万枚

1974年 ドゥービー天国
What Were Once Vices Are Now Habits 4位 プラチナ

1975年 スタンピード
Stampede 4位 ゴールド
1976年 ドゥービー・ストリート
Takin' It to the Street
8位 プラチナ
1977年 運命の掟
Livin' on the Fault Line
10位 ゴールド

1978年 ミニット・バイ・ミニット
Minute by Minute
1位 300万枚
1980年 ワン・ステップ・クローサー One Step Clser
3位 プラチナ

1983年 フェアウエル・ツアー・ライブ
Farewell Tour 79位

1989年 サイクルズ Cycles
17位 ゴールド

1991年 ブラザーフッド
Brotherfood 82位

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