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CLASSIC SOUNDTRACK SOUL/R&B ROCK/POPS JAZZ WORLD JAPANESE SINGLE
バート・バカラック

バート・バカラック  
/メイク・イット・イージー・オン・
ユアセルフ

Burt Bacharach
Make It Easy On Yourself




「おしゃれですてきなバート・バカラック」。

ということで、日本でも再評価されていますが、リアル・タイムなファンとしては、ちょっとしらけます。なんせ、1971年の初来日、武道館まで観に行ったんだから!(と自慢)。

ピ○カー○ファイ○といったバンドが、雰囲気だけかすめてカッコよさそうにしていましたが、ぜんぜん違います。

バカラックの本質はそのサウンド・スタイルにあるのでなく、そのハート、

「狂おしいまでにあふれ出るロマンチシズム」

にこそあるんです。

「究極の胸キュン・サウンド」
と言いましょうか・・・。メロディー、曲そのものが良くなければ、いくらアレンジをパクッてもダメということですね。

バカラックの曲造りは、親しみやすく聞こえますが非常に独特で、ほかの凡庸なイージー・リスニングとは完全に一線を画しています。予測のつかないメロディー展開にあわせ、コード進行も分数コードから転調、高度なジャズ和声まで自由自在。突然、曲の途中で拍子が変わるのも朝飯まえです。これはすべて、「頭の中で必然的に鳴っている音楽」を忠実に表現するからで、古い形式にとらわれない結果だと思います。

例えば、「アルフィー」。

しっとりとしたバラードですが、やたら難しいメロディー展開。小刻みに転調を繰り返し、ディミニッシュ・コードも巧みに使う洗練の極みとも言える楽曲。それでも多くのシンガーに愛され、今も歌い継がれる普遍性があるんです。

バカラックはオーケストラの使い方や楽器編成も独特で、意外に薄いストリングスや、小粋なホーンの扱い、ギターによるパーカッシブな表現、電子オルガンの印象的な活用などなど、まさに「バカラック印」の意匠に満ちています。

そんなバート・バカラックのヒット曲は膨大です。

ちょっと書いてみただけも、「雨にぬれても」、「遥かなる影」、「恋のおもかげ/ルック・オブ・ラブ」、「ニューヨーク・セレナーデ」などなど。みなさん良くご存知ですよね?

さて、プロの作曲家としてポジションを確立したバカラックは67年、ソロ・アーティストとしてA&Mレコードと契約します。「メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ」は、69年に出されたセカンド・アルバム。自らの渋いヴォーカルも披露します。全米ランキングでは51位止まりでしたが、じわじわロング・セラーを続けゴールド・アルバムを獲得しています。

相棒の作詞家ハル・デイヴィッドとのヒット曲(下記)を自らリメイク。上り調子のバカラックのベスト盤といえる内容で、イイに決まってます。

・ディス・ガイ(ハーブ・アルパート)全米1位
・恋よさようなら(ディオンヌ・ワーウィック)同6位
・サンホセへの道(ディオンヌ・ワーウィック)同10位
・メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ(ウォーカーブラザース)同16位
・プロミセス、プロミセス(ディオンヌ・ワーウィック)同19位
・エニィ・デイ・ナウ(チャック・ジョンソン)R&B2位


バカラックの名作はたくさんありすぎてしぼれませんので、音楽の殿堂では本作品をそれらの代表として採り上げました。


     メイク・イット・イージー・オン・ユアセルフ」はAmazonでどうぞ!



バカラックは今なお健在。第一線で作品を発表し続けています。

映画「オースチン・パワーズ」では、元気な姿も見せてくれました。

だれもが尊敬する存在なので、最近ではコラボレーションものが多くなっています。なかでも、ロン・アイズレーエルビス・コステロとの競演は、聴きどころ満載の好作品です。

そして2006年、なんと27年ぶりの新作「アット・ディス・タイム」まで発表してくれちゃいました。最新鋭のドラム・ループを用い、政治的メッセージも盛り込むなど、まだまだ意欲的。とても77歳(!)とは思えません。


バカラックよ永遠なれ!


ということで、とりあえずバカラックの代表曲を聴いてみようかという方には、やはりベスト盤が良いでしょう。たくさん出ていますが、標準盤といえば:

      アルフィー〜グレイテスト・ヒッツ」をおすすめします。


また、映画サウンド・トラックの世界でも傑作を多数残したバカラックについては:

      失われた地平線」のページをご覧下さい。


さらにお気に召せば:

バート・バカラック リーチ・アウト  Reach Out
67年に出たバカラックのソロ第一弾。全米96位。ゴールドアルバム。これまたヒット曲のオンパレード。「リーチ・アウト」「アルフィー」「「愛を求めて」「恋のおもかげ」「小さな願い」「ハウス・イズ・ノット・ホーム」。ただただ素晴らしい・・・。

キャロル・ベイヤー・セイガー キャロル・ベイヤー・セイガー 真夜中にくちづけ
Carole Bayer Sager/Sometimes Late At Night
作詞家キャロル81年のソロ・アルバム。作曲・アレンジはすべてバカラックということで、とってもラブラブ。このあと、二人は結婚してしまいます(その後離婚!)。決してうまくはないけれど、独特な個性のハスキー・ボイスが、切々と愛を歌います。愛聴盤。

エルビス・コステロ ペインテッド・フロム・メモリー Painted From Memory
The New Songs of Bacharach & Costello

98年、エルビス・コステロとの競演実現。コレは三重丸です。合わなそうで、絶妙にマッチするコステロのヴォーカルとバカッラックの楽曲。競演のきっかけ、映画「グレイス・オン・マイ・ハート」への楽曲「God Give Me Strength」も入ってます。
99年グラミー受賞。






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<アルバム・データ>
発表年: 1969年
レーベル:
A&M

曲目:
1. プロミセス、プロミセス
2. 恋よさようなら
3. 去りし時を知って
4. エニィ・デイ・ナウ
5. ウォンティング・シングス
6. 永遠の誓い

7. メイク・イット・イージー・オン・
ユアセルフ
8. サン・ホセへの道
9. パシフィック・コースト・
ハイウエイ
10. シーズ・ゴーん・アウェイ
11. ディス・ガイ



<主要ソロ・アルバム>
1967年 リーチ・アウト 
Reach Out 96位 ゴールド

1969年 メイク・イット・イージー・
オン・ユアセルフ 
Make It Easy On Yourself
51位 ゴールド

1971年 バート・バカラック
Burt Bacharach 18位 ゴールド


ライヴ・イン・ジャパン
Live in Japan


1974年 リヴィング・トゥゲザー
Living Together 181位


1977年 フューチャーズ Futures


1979年 ウーマン Woman


1998年 ペインテッド・フロム・メモリー Painted From Memory 78位

1998年ワン・アメイジング・ナイト
One Amazing Night



2006年 アット・ディス・タイム
At This Time


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